私が緩和ケア病棟で学んだ「死生観」、あなたは持っていますか?
ハロー!
愛され主任ゆうです。
ご存知の方もいるかもしれませんが、私は緩和ケア病棟の病棟主任をしていました。
緩和ケア病棟というのは、主に進行がんにかかっている患者さまをみる場所ですが、皆さんは「緩和ケア病棟」にどのようなイメージを持たれていますか?
・暗くて怖い
・笑ってはいけない
・みんなが亡くなるところ
緩和ケア病棟を知らない方は、このようなイメージを持たれている方が多いようです。
なので、そういったネガティブなイメージを払拭したい、緩和ケアに携わる医療者の役に立ちたい、ということでYouTubeでは「緩和ケア」について話した動画がいくつかあるので、よかったらご覧になってみてください。
チャンネル登録もしていただけると、とっても嬉しいです!笑
今回私がお伝えしたいのは「死生観」について。
そもそもそ「死生観」ってどういう意味か知っていますか?
死が先に来ているので、死について考えることのように思うかもしれません。
死生観とは、生きることと死ぬことに対する考え方、価値観のことです。
「どのように生きていきたいか、どのように最期を迎えたいか」
緩和ケア病棟には、さまざまな患者さまがやってきます。
・積極的な治療はしたくない、と自分で決めてきた人
・最後まで治療を頑張るために、体力回復のためやってきた人
・何もすることがない、と医師に言われてきた人
そこで大事になってくるのが、自分自身が「どのように生きて、どのような最期を迎えたいか」を考えているかどうか、です。
漠然と「自分は生きるもの」「死は来ない」とフワッと頭の片隅に追いやっている方がとても多いのです。
病気は治るかもしれません。
けれど、人はいずれ死を迎えます。
がんではないかもしれないし、それは突然かもしれません。
「死」は未知。
最期を迎えたその先には、人それぞれの想像の「死」があります。
未知だからこそ、自分で決められることに目を向けてみてください。
誰と過ごしていくか、どこに住むか、お金は、ペットは…。
そういう「生き方」について考えるからこそ、その先の「死に方」も考えられるようになります。
私は、佳実さんの「人生はバーチャル」という考え方がとても好きです。
私の捉え方は少し緩和ケア病棟で学んだことが入り混じっているかもしれませんが、日々に流されるだけではなく、自分の人生のコントロールは自分で握っていてほしいな、と願っています。
あなたはどんな風に生き、どんな風に最期を迎えますか?